1. TOP
  2. 妊娠・出産
  3. 母乳がよく出る?妊娠中から始めておきたいおっぱいケアのポイント7選

母乳がよく出る?妊娠中から始めておきたいおっぱいケアのポイント7選

 2018/03/21 妊娠・出産
この記事は約 12 分で読めます。 2,359 Views

母乳は赤ちゃんに必要な栄養素がバランスよく含まれている「完全栄養食品」と言われています。栄養素の他にも免疫物質によって赤ちゃんの感染症を防いだり、ママのダイエットをサポートしたり…と様々な利点があります。

出産後は是非完母で母乳育児をしたい!と誰もが思う事でしょう。しかし、「ちゃんと出てくれるかな…?」「続けられるかな…?」と不安に思う気持ちもあると思います。

そこで今回は妊娠中からできる、母乳育児のために必要な準備やタイミング、母乳がよく出るようになる方法を紹介します。

 

母乳はいつから出るの?

母乳が作られる仕組み

母乳が作られる仕組みは大きく2段階に分けられます。

まず、妊娠中に「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と「エストロゲン(卵胞ホルモン)」というホルモンの分泌が盛んになります。
この2つのホルモンの働きによって乳腺が発達します。「乳腺」とは乳房の中にある母乳を分泌する器官の事です。

そして出産後に赤ちゃんがママのおっぱいを吸うことで、「プロラクチン」というホルモンが分泌され、母乳を作るように指示を出します。その指示により血液から母乳が作られ、「オキシトシン」というホルモンが母乳を出すように働きかけ、乳腺を通って母乳が出てくるという流れになります。

いつから母乳は出るの?

母乳が出始める時期には個人差があります。一般的には出産後2〜5日くらいとされています。中には出産後数週間後から出始めるもいれば、妊娠中から出始める人もいます。

妊娠中の母乳は「乳汁」という分泌液だと言われています。

 

母乳は赤ちゃんにとって最適の食事

母乳は赤ちゃんにとっての「完全栄養食品」だけでなく、母乳育児によって赤ちゃんにもママにも様々なメリットがあります。様々な母乳の利点を見ていきましょう。

栄養的にパーフェクト

たんぱく質やラクトース・脂肪をはじめ、赤ちゃんの成長に必要な栄養素が100以上含まれています。さらに、まだ未熟な赤ちゃんの消化器や吸収・排泄にも優しくマッチした形で配合されています。

豊富な免疫物質

母乳には人工的に作る事が困難な免疫物質が多く含まれています。特に出産後すぐから1週間くらいまでに出る「初乳」と言われる母乳には多くの免疫体が含まれます。

初乳を飲んでいれば半年ほど赤ちゃんを感染症から守る事ができます。新生児突然死症候群や新生児黄疸のリスクも減り、アレルギーの予防にもなります。

脳や神経系の発達に良い

母乳には脳や神経系の発達に良いリパーゼなども含有されています。また、赤ちゃんがおっぱいを飲むときには、下あごなどの筋肉も使うことになります。あごの刺激によって脳・神経系が発達する手助けにもなります。

ママの体の回復に良い

赤ちゃんが母乳を吸うと、その刺激で「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。オキシトシンは「幸せホルモン」という異名もあり、心身共にママの身体の回復を促します。

ママと赤ちゃんの絆が深まる

ママと赤ちゃんが肌と肌を合わせ密着する事で、ママも赤ちゃんも安心し、心が安定します。お互いの絆がもっともっと深まるでしょう。

 

妊娠中のおっぱいケアは必要?

授乳経験のない乳首は痛みやすく伸びが悪い状態です。いざ授乳が始まった時、簡単に切れたり、荒れてしまったりします。乳腺炎になりやすくなるリスクも高まります。

乳首の伸びが悪いと赤ちゃんが吸い付く事ができず、うまく飲めなくなるといったトラブルにも繋がります。

赤ちゃんにしっかり母乳を与える事が出来るようにしたり、ママの痛みも軽減させるためにも、おっぱいケアはできるだけ妊娠中から行いましょう。

妊娠中からおっぱいケアを行う事で、

乳首が柔らかくなり、伸びが良くなる
乳管を開通させ、母乳を出やすくする
といった効果が期待できますよ。

おっぱいケアの前に確認しておきたい事

乳首には赤ちゃんにとって吸い付きやすい状態と、そうでない状態があります。
おっぱいケアをはじめる前に自分の乳首の状態を確認しておきましょう。

理想の乳首(乳頭)

まず理想とされている乳首の形は、乳首の付け根が少しくびれていて、先の方に膨らみがある形です。
引っ張った時に2cmくらい伸びると、赤ちゃんが吸いやすい形となります。

扁平乳首(乳頭)

乳房と乳首の境目がはっきりしていない状態の乳首の事です。赤ちゃんが舌に巻き込みにくい状態となりますが、乳首の伸びが良ければうまく吸うことができます。

おっぱいケアを行う事で乳首の伸びを良くする事ができますよ。乳頭吸引器を使用して乳首を突出させる事でケアもやりやすくなります。

陥没乳首(乳頭)

乳首が乳房の中に埋まってしまっている状態の乳首の事です。乳首自体が刺激に弱いので傷が付きやすくなります。

こちらも扁平乳首と同じく、乳頭吸引器を利用して乳首を外に出してあげてからケアを行いましょう。パパに吸い出してもらう方法も良いそうですよ。

小さな乳首(乳頭)

乳首が通常より小さい場合、赤ちゃんが舌に巻き込みにくく、圧力がかかりやすくて傷が付きやすくなります。
乳首が傷つきにくくするために妊娠中からおっぱいケアを行い、乳首を柔らかくしておきましょう。

大きな乳首(乳頭)

乳首が通常より大きい場合、赤ちゃんの口に入りきらずうまく母乳を吸えない事があります。
こちらも乳首を柔らかくしておくために、おっぱいケアが必要となります。

おっぱいケアを始める時期はいつ?

おっぱいケアは妊娠20週(妊娠6ヶ月)前後から始めるのが一般的です。ただし、母体の状態などにより異なる事もありますので、医師や助産師に予め相談の上ケアを開始しましょう。

また、早すぎるおっぱいケアの開始は避けましょう。おっぱいマッサージなどをはじめると、オキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンは子宮を収縮させる事があり妊娠初期では悪影響を及ぼす可能性があります。
切迫早産で張り止め薬を飲んでいる場合は、臨月に入ってからケアを行いましょう。

一般的なスケジュールとしては、妊娠中期の16週(妊娠5ヶ月)頃から乳首の手入れを開始して、妊娠後期の28週(妊娠8ヶ月)頃からマッサージを取り入れていく形です。

 

妊娠中からできるおっぱいケア方法

それでは、妊娠中からはじめておきたいおっぱいケアの方法を4つに分けて解説します。

1:乳房に優しいブラジャーを付ける

妊娠すると肌がとてもデリケートになります。乳首やその周辺が痒くなったり、荒れる場合もありますので、化学繊維素材を多く含むブラジャーは避けましょう。

母乳を出やすくするためには血流も大切です。そのため、ワイヤーの入ったものも避け、ノンワイヤーのブラジャーを選ぶようにしましょう。

綿100%のゆったりしたブラジャーがオススメです。
妊娠後期(8ヶ月・28週)からは授乳用の前開きのブラジャーを使用するのも装着が楽になり良いでしょう。

2:乳頭(乳首)のお掃除をする

妊婦の身体の中で母乳を作る準備がはじまると、乳首の先に角栓のようなものが付いている場合があります。これは母乳の成分の詰まりがはじまっているかもしれません。

そのままにしておくと、母乳が出る穴が詰まってしまい乳腺炎を引き起こす原因にもなります。
お風呂上がりにベビーオイルなどで乳首を優しく拭いてあげて、常に清潔にするように心がけましょう。

3:乳頭(乳首)の保湿を行う

出産後の授乳が始まると、赤ちゃんが乳首をくわえる事で乾燥しやすくなります。妊娠中から保湿ケアに気をつける事で出産後も乾燥しにくくなりますよ。

保湿には専用のクリームがオススメです。馬油や羊油でできている保湿クリームは赤ちゃんの口に入っても安全ですので、出産後もケアを続ける事ができます。

4:母乳が出るためのおっぱいマッサージをする

おっぱいマッサージとは?

おっぱいマッサージとは母乳を乳首から出しやすくするためのマッサージです。

母乳はおっぱいの中にある「子葉」という部分で作られますが、マッサージによって乳管洞まで促す事で母乳を乳首から出やすくします。

母乳が乳首から出ている状態を「乳管が開通する」と言います。乳管を開通しやすくして、赤ちゃんがおっぱいを吸いやすいように準備する事、そして授乳時のママの痛みを軽減させる事がおっぱいマッサージの目的です。

乳管が開通しないと母乳が出にくくなったり、詰まりを起こしたりします。赤ちゃんがうまく吸えないばかりでなく、乳腺炎のリスクも高まります。

おっぱいマッサージの効果は?

おっぱいマッサージには前述した通り、

乳首が柔らかくなり、伸びが良くなる
乳管を開通させ、母乳を出やすくする
授乳時のママの乳首の痛みを軽減する
という効果があります。

他にも、マッサージによって血行が良くなり、母乳の分泌を良くする効果も期待できます。
授乳中のトラブルを事前に防ぐためにも、妊娠中からおっぱいマッサージを行いましょうね。

乳頭(乳輪・乳首)マッサージの方法は?

妊娠中に行っておきたいおっぱいマッサージは次の6つです。

妊娠中のおっぱいマッサージ法1
1:乳房と乳輪の境目に親指・人差し指・中指の3本を当てる。
2:そのまま乳頭(乳首)をつまむ
3:乳首を付け根から軽く引っ張る

妊娠中のおっぱいマッサージ法2
1:親指と人差し指で乳輪をつまむ
2:そのまま乳首周りを角度を変化させながら圧迫していく

妊娠中のおっぱいマッサージ法3
1:人差し指と中指で乳頭(乳首)をはさみこむ
2:親指で乳首の先端を回す
妊娠中のおっぱいマッサージ法4
1:親指と人差し指・中指の3本で乳首をつまむ
2:左右に回転させる
妊娠中のおっぱいマッサージ法5
1:両方の乳房を、それぞれの手のひらで下から支える
2:乳房の脇に親指を添えて、胸を外側に引っ張る
妊娠中のおっぱいマッサージ法6
1:片方の乳房を両手を使って上下から包み込むように持つ
2:左右にマッサージする
3:もう片方の乳房も同じようにマッサージする

湯船に入ったらおっぱいマッサージのチャンス

おっぱいマッサージは入浴中やお風呂上がりに行うのが最適です。体温が高くなっているので血行循環の改善に良い効果を発揮します。血行が良くなると乳腺も開きやすくなります。

湯船の中に入れない場合は、蒸しタオルで乳房を温めながらマッサージすると良いでしょう。

また、入浴のタイミングで出来ない場合でも、それ以外のタイミングでマッサージを行う事が駄目なわけではありません。ただし、身体が冷えないように部屋を暖かくするなどして、血行が良くなっている状態でマッサージを行いましょう。

おっぱいマッサージをするときの注意点は?

おっぱいマッサージは続ける事が大切ではありますが、無理に行う事はありません。体調が悪い時や、特にお腹が張っている時などは安定期であってもすぐにやめましょう。

また、力を入れすぎない事も大切です。あまりに強い力でマッサージを行うと乳腺を傷つけてしまう事があります。
何か違和感を感じたら、すぐにマッサージは中止して医師や助産師に相談しましょうね。

おっぱいマッサージの理想的な頻度は?

必要な頻度は人によってそれぞれで個人差がありますが、必ず毎日行わないといけないわけではありません。2〜3日に1回程度・1回に付き1〜3分くらいで、負担にならない頻度で行いましょう。

自分にとって、ストレス無く負担にならない適度な回数を見つけられると良いですね。

扁平、陥没乳頭の人は特別ケアを

扁平乳首や陥没乳首の場合は、上手く乳首をつまむ事ができず心配になるかもしれません。そんな時は「乳頭吸引器」という乳首を吸い出す機器の利用を検討してみましょう。根気よく続ければ乳首が長くなってきます。

おっぱいマッサージもやりやすくなり、赤ちゃんにとっても吸い付きやすい乳首になっていくでしょう。不安や悩みがある場合は医師や助産師に相談してアドバイスを貰いましょう。

 

母乳がよく出るように、妊娠中に注意しておきたいその他のケア

ここでは、おっぱいケアと合わせて妊娠中に日頃注意しておきたいポイントをご紹介します。

5:身体をあたためる(血流を良くする)

前述した通り、乳腺は血行が良くなると開きやすくなります。部屋を温めたり、適度なウォーキングなどを行い、身体が冷えないように心がけましょう。

ウォーキングで外出する際は、もしもの時の為に保険証や母子手帳・診察券などを携帯するようにしましょうね。

6:水分補給を忘れずに

出産後は母乳を出すために水分補給が必須になります。ミネラルウォーターやハーブティー、スープなど妊娠中から意識的に水分を摂る習慣を付けておくと良いですね。
水分補給の習慣が身についてくると、血液の量も増えて母乳も増えてきますよ。

7:臨月に入ったら食事は和食中心で

母乳は血液から作られますので、血液の状態を良くしておく事も大切です。身体に優しい和食中心の食事を心がけましょう
ほうれん草や小松菜など青菜を使った料理が鉄分も補給できるのでオススメです。

 

まとめ

今回は妊娠中から行えるおっぱいケアのポイントについてご説明しました。出産後はもちろん、産前からでも妊娠中期頃からおっぱいケアを行うことができます。

妊娠中からケアを続ける事で、出産後母乳が出やすくなり、赤ちゃんも吸いやすいし、ママの痛みの軽減も期待できます。

ただし、力加減や頻度を間違えてしまうと乳腺に負担をかけてしまう事になります。必ず毎日行わなければいけないわけでもありません。無理は禁物です。適度にストレスにならない程度に、自分のペースでおっぱいケアを継続していきましょうね。

\ SNSでシェアしよう! /

ママの芽(ままのめ)|ママの笑顔をサポートする情報サイトの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ママの芽(ままのめ)|ママの笑顔をサポートする情報サイトの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

ママの芽編集部

ママの芽編集部

この人が書いた記事  記事一覧

  • 【妊娠初期の冷え性対策】原因と影響は?妊婦の大敵「冷え」解消法を徹底解説!

  • 【妊娠初期の頻尿対策と改善法】いつから?おしっこの色やにおいは?おすすめグッズも紹介します♪

  • 妊娠初期に運動しても大丈夫?おすすめの方法とNG運動・注意点

  • 【妊婦さんの肌荒れの原因と対策】妊娠中のひどい肌荒れに効果的なスキンケアを徹底解説します!

関連記事

  • 【マタニティ下着はいつから必要?】マタニティインナーの選び方とオススメ商品9選

  • 【食べちゃダメは嘘?】妊婦さんは鰻(うなぎ)をいつから食べられる?影響と注意点まとめ

  • 【妊娠中のお腹の張りってどんな感じ?】痛い?危険?注意点や対処法まとめ

  • 【妊婦のツライ浮腫みに…!】むくみ対策・解消法19選とオススメグッズまとめ

  • ベルタ葉酸サプリをオススメする7つの理由

  • 【妊娠性歯痛はいつからいつまで?】原因・症状は?対処法はあるの?妊婦歯痛の注意点まとめ